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しがみつかない生き方2

10月8日(木)
先日の話題 勝間和代 VS 香山リカ
この二人の雑誌での対談(アエラ)を読んでいたら、
本日の「徹子の部屋」のゲストが香山リカさんだった。

香山リカさんは、精神科医で、現場で接している心を病んだ人を見て
「しがみつかない生き方」を提案した。
その中に、「勝間和代を目指さない」という章がある。
そこの対立から、この雑誌の対談がなされたわけ。

まず、香山リカさんが本の中で言っていることをほんの少し抜粋。
(注:私が抜粋したのでなく、雑誌アエラで抜粋した場所)

「人生には最高もなければ、どうしようもなく最悪もなく、
ただ、そこそこで、いろいろな人生があるだけではないのか。」

「私は何のために働いているのか、
深く意味をつきつめないほうがよい。」

これは私のオリジナルのアイデアだ」と自負したり、
吹聴したりする人よりは
「私には独創性がいまひとつなくて」
と自覚できる人の方が
ずっと正しく世の中を見ている


一方、勝間和代さんは、勝ち組の代表のような人。
彼女の著作では

「大事なことは、自分が得意とする分野を早々に見つけて、
そこに自分の努力、すなわち時間を惜しみなく配分することです。」

「私がなぜ効率化を図るのかと言うと、
自分も相手も制限された時間・能力の中で
最高の成果を目指すことが
自分も相手も大事にする技術だと思っているから」

推奨しているのが「仏教の三毒追放です。

すなわち仏教が三毒として明示している妬む、怒る、愚痴るをやめてみること

二人の主張は、このようになっている。
いやはや。
勝間和代さんの生き方、主張、すべて、すきなく立派で完璧ですばらしい。
私は、この生き方に思わず賛同してしまう。
しかし、心の片隅で多少の違和感がふつふつする。
その違和感を見事についてきたのが香山リカさんの言いたいことなのだ。
今日のテレビでの放映でも
今は「いつまでも健康で美しくありましょう・・・」
安心して年を重ねることすら不安を覚えさせらるような時代だ、と。

確かに、勝間和代さんのように、
どんなこともで、絶対的意思を持って、
完璧に自分の思い通りで生きられる成功者・・・
こんな人が実際にいるなんて知らなかったし、
賢くて、努力すれば、こうやって成功できるんだ・・・と思わされる。

私は思いつめない性格なので、自分がそうでなくても何とも思わないが
今、勝間和代さんのような勝ち組を目指して、
脱落した人が、心を病むことが多いらしい。

そうなりたくないから、ほどほどに生きよう・・・
ま、それもちょっと寂しいかしらん。

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しがみつかない生き方2_c0134850_040447.gif
草の花のHPへもどうぞ
Commented by ぷー at 2009-10-09 10:38 x
いま、 一生懸命生きてきて毎日作品を作り、 夜遅くまでパソコンとにらめっこ。 息切れしてしまいました。 胃腸が弱いことを知りつつ、 毎日食べ過ぎで、 ついに胃が悲鳴を上げてしまい、 医者がよいです。
人生中庸が肝心、 「腹八分目で医者いらず」 医者にも同じことをきつく言われてしまいました。 しばらくおとなしく早く寝るように気をつけていますが・・・・  なかなかうまく事が運びませんね。 
草の花さんも健康には十分気をつけてご自愛くださいね。
主人には日頃から「早く寝ろ!」 と言われています。  反省。
Commented by kusanohana-nonchi at 2009-10-09 20:04
ぷーさま
毎日精一杯生ききってゆく・・わかります。やりたいこと一杯で満ちている人生って、いいですよね。
ここは、忍耐で、少し立ち止まって、体調整えて下さいね。
(やはり体調が優れないと、創作意欲も減ってしまうでしょう?)
お大事に。
by kusanohana-nonchi | 2009-10-08 22:34 | 読書日記 | Comments(2)