強い心で前だけを見て進む。

8月27日(金)
7泊8日の長きにわたる登山の旅を無事終えて
今日の午後自宅に戻りました。

300枚にもなった膨大な写真を
今パソコンの画面で見ながら、
1人で感傷に浸っています。

今回の山の目的は、立山の剣岳(去年、映画の舞台になった)の
裏側にある仙人池の風景を
夫が私に見せたい・・・というものでした。

その仙人池を見て、
最後は欅平という黒部ダムのトロッコ電車の終点駅まで下山。
そのために
命からがらの思いをしながら、歩き続けたのでした。

6日間の山歩きでどれだけのことを考えたことでしょう。
深い深い緑の中に、
5時間も6時間も歩かなければ着かない位置に点在する山小屋。
その山小屋を目指して、ひたすら進む。
山に入ってみて知ったことだったけれど、
世の中には、山が好きという私と全く別の人種の人たちがいて
その人たちは、どんな崖も、岩場も、困難であればあるほどを好み、
そして、私には想像を超えたテクニックで
飛ぶようにそんな崖やら岩場をぴょんぴょん進んでゆく。
山の中にいると、そんな人たちが普通で、私は異常。
私は上りは地図にあるコースタイム通りに行くことができるらしいのですが、
下りが2倍かかる。
3時間半のコースを私が歩くと7時間かかる。
絶望的な話だけれど、これ、ほんと。
昨日の最終日、希望に満ちて、とにかく帰りたい、の一心で私は歩いた。
朝5時にスタートして、到着は12時だった。

なぜそんなに時間がかかるかというと
下るのがこわいからなのです。
どのくらいこわいのか・・・
山をやる人には笑い話しかもしれませんが・・・・こわい
だって、崖の上に自分の足の幅くらいしか道がなくて
その横が絶壁。
そんな道だらけ。
水が流れる、ちょっとした滝のような沢を
横切って進んで行ったりもする。
危ない崖には、ひもをつけてくれてあったり
梯子がかかっていたりする。
ほんとは何て親切なんだろう、って感謝すべきなのだが
崖をひもを伝わって降りたり
梯子で崖を5.6mくらい降りるって、どうよ。

こわくて、こわくて、号泣したいくらいだけれど、
ほんとに誰~~~~も助けてはくれない。
夫にしがみついたところで
夫だって、私を支えたはずみで転落しかねない。
夫が転落してしまっては、私は助けを呼びに行く実力もない。
とにかく、下山するまでは、自分の力で進まなければ、帰れない。
もし、絶望して投げ出したら、ヘリコプターで降ろしてもらえる???
でも費用が100万単位だし。
そんなお金を使うくらいなら、自分で頑張らねば。

強い心
私は途中から気付いたのです。
強い心で、前だけを見て進む。
こわい、とか、
横は絶壁だ、とか
落ちたら死ぬ、とか
そういうことは1つも考えない。
強い心で、前だけを見て進む。

山小屋にたどり着くと
どの山小屋の人たちも、暖かく迎えてくれました。
そして、山の中の掘っ立て小屋のような中で
(ほとんどが、雑魚寝)
暖かさに包まれて、真っ暗闇で眠るのは、不思議な感覚でした。
疲れ過ぎと、緊張で眠れぬ夜。
あと何泊で地上に戻れるのか・・・・
このことブログになんて書こうか・・・
(そうそう、山に入った途端、携帯は全く通じず)
早くかんな(ビーグル犬)に会いたい・・・

しかし、7泊8日。お天気はすべてピーカンの晴れ。
すばらしい景色、真っ青な空。
山小屋で出会った人たちとの、ほんとに楽しい交流。

このつらくて、すばらしい経験は
悔しいけれど(無理やり連れていかされた夫に対して)
確かに、かけがえのない、人生の思い出になるでしょう。
(こんな経験は、もう絶対しない)

見事な山の映像と
私の頑張った様子を
300枚の写真から選んで
明日、アップしたいと思います。
もう少し、私の興奮におつきあいを・・・


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Commented by ぷー at 2010-08-29 11:35 x
何はともあれ、無事かえってこられて本当に良かったです。
私も登山は嫌いじゃないけど、 無理をしていくほどではありません。
おっしゃるように帰りの道は、 登りよりもコワイです。

300枚物写真を撮ってこられたのですね。 デジカメだからこそ出来るのですよね。 楽しみにしていますね。
Commented by 草の花 at 2010-08-29 22:39 x
写真を見ていると、感慨深いですが
2度とこういう体験はしたくない思いで一杯です。
(でも夫も膝の故障がマックスにひどくなったので
もう行けないみたいです。可哀想だけど、ヤレヤレ)
by kusanohana-nonchi | 2010-08-28 00:29 | | Comments(2)