モンブラン万年筆の復活
2011年 03月 05日今となっては昔になるが
昭和50年代、高校生だった私は、
流れるような筆書きに憧れていた。
年齢よりは大人びて、モンブランの万年筆で字を書いていた。
ところが、時代を経て
文字を縦書きで書く人も減り、
多くの人が、横書きのボールペン字のような字を書いている。
それ以前に、字を書くことが、極端に減ってしまった。
私もこの数十年、恐ろしい勢いで、字を書かなくなった。
何か雑誌か、広告で
モンブランの万年筆が、優雅に横たわっている図を見た。
そういえば、私、モンブランの万年筆持っていたなぁ・・・
情けなや・・・大切なはずの万年筆、いつの時代からないのだろう・・・
思い出すと探していたが、行方不明が続いていた。
結局見つかってみると情けないことに、
どうでもいい引き出しに入れてあった。
インクもカートリッジ式でなく、
インク壺に差し込んで、スポイントのようにインクを入れるタイプ。
そのまま、また放置してあった。
今年に入って
モンブランの万年筆で字を書きたい衝動にかられた。
新しいの買おうかしら?
ひからびている私の古いモンブラン・・・使えるのかしら?
インク壺にペン先を差し込んで
インクを注入してみると
意外や意外、スムーズに字が書ける。
30年くらいブランクがあったにも関わらず、
万年筆は生きていた。
その書き味も、私に馴染んでいるのか、
嬉しくなるほど、いい感じ。
万年筆と、ペン書き用の和紙の葉書きの組み合わせは最高だわ。
葉書きを書くのが楽しくなってきた。
筆まめで、何かあると、さっとお葉書きを下さる方がいらっしゃるけれど、
今の私はそういう人になれる気がしている。
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