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素朴なキルトに想ふ

9月24日(火)
昨日、2013年バザーキルトの写真をアップしながら
思ったことがある。

我らが、Crazy Quilt Ladeisが製作し続けている
素朴なキルト。

今回私が入れたミシンキルトは、
まずピーシングしてできた柄の部分をざっくり落としキルト。
ミシンなのでラインがつながるように、形は少し工夫する。
(24ピースあったので、かなり全体が押さえられる)

次にボーダーをキルト。

次に周囲の始末をしてしまう。

ほぼ完成してしてから、空間の無地の部分にキルトを入れていった。
全体の様子を見ながら・・・である。

ミシンキルトは固くなるので、できる限りザクザクと大きな針目で縫うようにしている。

すると味わいのある素朴なキルトができあがる。

転じて、私が今まで展示会作品などに挑戦してきた作品たち。
展示会作品は、どれだけ緻密で、どれだけ凝ったデザインかが競われている。
しかもミシンキルトだと緻密な彫刻のようなキルトも施すことができる。
私はそんなミシンキルト作品を特徴としてきたが・・・
もし展示会に出すのであれば
今回のバザーキルトのキルト量では足りない。
もっと、もっと、キルトを入れないと・・・・

でもこういう素朴なキルトを前にすると
大きな疑問がわいてきてしまう。

私が2011年に作った、夫と私のベッドカバーもシンプルな作りだが
毎朝、毎朝、ベッドメイキングをするたびに愛おしい。
展示会・コンテスト用に作ったキルトは
このようなものではない。

昔、雑誌編集者が
「私はコンテスト狙いは嫌いだから・・・」と言っているのを聞いたことがある。
向上心のあるキルターを非難することに違和感を覚えたが・・・

今は心の隅っこで、ちょっと納得するような気持ちもある。

今は答えはでない。


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by kusanohana-nonchi | 2013-09-24 10:09 | 手仕事日記 | Comments(0)