父の形見

母が亡くなって20年。
父が亡くなって10年経つ。

両親の残したものを
長い時間をかけて整理してきた。
一昨年父の着物など、
最後まで残してあったものの処分のために動き出した。

古い着物の買い取り店に行った。
それが・・売れないものなのだ。
少し傷があっても駄目。
高価な絞りの帯でもただ同然という。
たぶん、売れて1枚千円程度らしい。

そこであーだこーだやっているうちに
いくつかの提案あり
リフォームの方向にしぼられてきた。

京都からの呉服屋さんが
見積り出してくれた。

父の大島紬。
それも古大島だとかでシンプルで
女性が着ると、すごく格好いいと言われた着物。
男物の着物は丈が短いので
布を足す必要がある。
足す布は
着物地の端切れを足してくれるのでなく
足す布も着物一反買わねばならぬという。
着物一反いくらする?

そこで、やはり私が持ち込んだ
父の紬の袴。
それをほどいて足すことになった。

やれやれと思ったのも束の間
ほどいて整えるだけでウン万。

見積り額は
・・・・・

知りたい?

その金額は私には
目玉飛び出るほど高価!
しばし、絶句して
保留してもらい家に帰った。

しかしそれで父の着物と袴を持ち帰り
箪箪笥の肥やしにして
私の死後、子どもたちがテキトーに処分するのに任せるか・・・

悩みぬいて
リフォームに踏み出した。
父が私に残してくれたもの使って
父のもの相続するつもりで。

その長い経過の後
ようやく出来上り、
初めて手を通したのがこれ。
愛犬が亡くなる前に行っていた
京都での写真です。

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パッチワークしてある部分、拡大
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男物の丹前のような柄ですね。
袴はダークなグリーン。
リフォーム代は15万でした。
買った方が安い?紬はもっと高い?
母の形見の大島も持っている私は
着きれるのだろうか。
ああ。父の形見だもの。納得せねぱ。
せめてブログで愚痴って、納得します。


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by kusanohana-nonchi | 2017-12-04 10:37 | 日々のつぶやき | Comments(0)