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7年越しの手仕事

6月3日(火)
関東地方も梅雨入り。
冬物の片付けがまだ終わっていないのに・・・。
ま、仕方ない。

190cサイズのキルトの図案がようやく形になった。
次はその図案を土台布に書き写すこと。
その次は両面接着心にも図案を写す。

しかし大きな作業は、細切れの時間でする集中力がないので
なかなか進まない。
これを自分の力不足と嘆くか、年だから仕方ない・・・と諦めるか、
こんなもんよ・・と開き直って平常心でいるか。

10月開催予定の展示会のために
いくつか計画があるが
その中に、7年前からお蔵入りしているひとつの作品の完成も希望している。
それは、私のミシンキルトライフを象徴するかのような
すてきなミシン図案のクロスステッチである。
それを、展示会の看板代わりにしたい。

10年ほど前、そのすてきな図案の本と出合った。
でも、ミシンキルト教室を主催していた私は、クロスステッチに時間を割くわけ
にはいかなかった。
7年前、私は膝の半月版の故障により手術することになった。
入院!!!そうだ、刺繍をしよう。
そこで私はその図案に必要な刺繍糸を完璧揃えて入院した。
朝から晩まで、私は病院のベッドで刺繍しまくった。
掃除のおばさんだの、隣のベッドのおばさんだの
みんなが「よく、見えるわね。よく肩が凝らないわね・・・」と
とにかくうるさい。
10日間くらいの入院で仕上げたかったが
それは全く無理だった。
哀しいけど、刺繍は完成せず、退院した。

それから7年、ほんとに仕事は止まったまま。
刺繍糸と途中の刺繍布がセットでしまわれて、封印されていた。
この10月に日の目を見なければ、もう、一生無理でしょう。
と、いうわけで、細切れの時間には刺繍をしよう・・・と決めた。
私は、昔から2つのことの同時進行は苦手だったが
時間の有効な使い方を考えなければ、何もできないで終わってしまう。
そういうわけで、昨日の夜からシニアグラスに拡大鏡を使って
7年ぶりの手仕事を再開している。
by kusanohana-nonchi | 2008-06-03 22:40 | 手仕事日記 | Comments(0)