お雛様~干支の寅~
2010年 03月 03日ようやく、悲願の寅のお雛様が完成。
完成してみれば、ただのぬいぐるみのトラの顔に
お雛様の衣装を着せたに過ぎない。
しかし産む苦しみ・・・というのだろうか
ここに漕ぎつけるのは、苦難の道だった。
完成の喜びは祝杯!!のレベル。
いろいろなお雛様を見ているものだから、実力もないくせに
自分の中のイメージがふくらんでくる。
今回は、宮中のイメージになってしまった。
トラの頭のサイズを決めるところから
胴体の大きさを決めるところまで、試行錯誤だった。
それなりに、積み重ねてゆけば、
自分で最初から型紙を起こすこともできるのだろううが、
いろいろな本の作り方を組み合わせて、
応用させているので、なお、一層、難しかったのだろう。
この飾り物は、「天蓋」と言って
古い、古今雛とか享保雛がかぶっている。
素敵なお人形は、また素敵な天蓋をかぶっているものである。
1月に尋ねた東久という人形店(岩槻)では、さすがに、
いろいろなサイズの天蓋が売っていた。
しかし。6000円くらいした。
しかも私のイメージと違ってキラキラし過ぎていた。
その執念?が実って、私は作り方が書いてある本を見つけた。
我が敬愛する辻村ジュサブローさんの写真集の中に。
よくも、作り方を載せてくれたのもだと、感動した。
だが、やはりだいたいの作り方しかないので、
すべて写真を見ながらの製作だ。
中央には鳳凰が配してあるのだ!
(鳳凰と言われなければ、ただの切り込みに見えた)
素材は、何と画用紙だ。
そこにアクリル絵の具で、厚みと強さをつけている。
(軽いから、人形の頭には最適でしょう)
干支のお雛様を初めて見て大衝撃を受けたのは、
酉年のお雛様を松山の和服店のショーウィンドウで見た時。
その完成度の高さは、今まで、他では出会えたことがない。
しかし、その人形はとても高かった。
それから、犬、サル、ねずみ、いのしし、牛・・・・と探して揃えてきた。
今年、初めて、自分で製作した寅。
来年からは、やはり、自分で作っていくことになるだろう。
私の中にいろいろな思い入れが溜まってきている。
にほんブログ村
ランキングに参加してみました。
よろしかったら、クリックしてください。
草の花のHPへもどうぞ