潜伏キリシタン関連遺産について
2018年 05月 29日のは少しわかりにくい表現かもしれない。
江戸時代が禁教であり、
映画「沈黙」で描かれていたような
迫害あり、
信徒たちが隠れキリシタンとなって
潜伏していた、ことはご存知でしょう。
その潜伏キリシタンの生活に関するものが
遺産として登録されるのですが、
それとは別に、
明治に入ってからの弾圧を
ご存知でしょうか。
明治に入ってすぐ、外国人のために
大浦天主堂が長崎に建ちました。
そこに現れた隠れキリシタンが
「あなたの胸、私と同じ」と神父に
告白に来た
「信徒発見」はローマ法王も驚愕。
400年間、地下で信仰を守ってきたわけです。
ところが、それ以降
隠れキリシタンが次々と信仰を表明。
再び弾圧されたのです。
「浦上四番崩れ」「五番崩れ」
などの名で呼ばれ、大変な犠牲を払いました。
久賀島、牢屋の窄殉教記念教会の
この記念碑が
その時の犠牲者の慰霊です。
狭い小屋に人がぎゅうぎゅう詰めにされ、
圧死などで42人の犠牲者がでたそうです。
明治の弾圧は外国からの猛抗議で
5年ほどで禁教がとかれ、解放。
久賀島の旧五輪教会、
奈留島の江上教会などは、その解禁後
すぐにできた教会なのだそうです。
それで、潜伏キリシタン関連遺産となった。
という次第。
強い心で信仰を守ってきた。
いや、信仰があるから強い心なのか?
なお、旧五輪教会と呼ぶのは、
現在隣に新しい教会堂あり、
旧の方は使われていないため。
ただし、信徒は2家族とか。
その島に人がいない。仕方ない…