つながった記憶の糸
2007年 08月 22日女性と目があって何となく、会釈をした。
数秒後、通り過ぎたはずのその女性が戻ってきて、
「こんにちわ」と挨拶されたのです。
道を聞かれるのかと・・と思えば
何と、父の10年来の友人であるという。英会話のサークルのお仲間とか。
この数年、自分の身辺にもいろいろあり、すっかりご無沙汰しているが
お父様、お元気ですか?ということ。
思わず、父が亡くなったことから、話に没頭してしまう。
いろいろ聞いてゆくと、父からその人のことを聞いた記憶が甦ってくる。
父はその方にいろいろなことを話していた。
娘が高校を卒業して、進学のために上京し、父と同居を始めたころまで
音信があったらしい。
2004年の4月ということか・・・
そう言えば・・・・
父がその頃入院した大学病院に、私と同じ年頃の女性が
お見舞いに来ていた、と親族が大騒ぎしていたことを思い出した。
聞くと、その女性であった。
親族は、その女性がまるで身内のように、ずっと病院にいた・・・
と騒いでいたのである。ま、父の恋人だか、結婚相手じゃないか、
というスキャンダラスな大騒ぎである。しかも。娘と同じ年頃の。
その時から、無意味な大騒ぎとは思っていたけれど、
今日の女性の静かで、素朴で、真摯な雰囲気を見れば
本当に噴飯ものの話である。
ついでに、私と話していると、父によく似ていて
父を思い出す・・・と言われた。
微妙だ。