母との対話

7月3日(木)
最近、母の着物の整理などをしていることは
もう何度も登場した話ではありますが・・・

勝手の悪い納戸の和箪笥の前で
汗をかきながら、着物を出したりしまったり。
すると、面白いように母からのメッセージが届くのです。

着物のタトウ紙の上に、誰に向けて発信したのか?という
ちょっとしたコメントが書いてあるのです。
いつ、この着物を着たか、とか
この着物にこの帯があいますよ、とか。
どう考えても、私たちに向かって書いてあるものです。

1996年に肺がんが見つかって2年後に亡くなった母ですが
1997年の初釜に着た着物の中にはメモ書きで
「この着物は来年着ることができるでしょうか」とありました。
確かに、1998年の初頭は、脳への転移があって、
着ることはできませんでした。

母は、亡くなる前(たぶん最後の入院の前)に、
妹が葬儀で着るための喪服の長襦袢に
半襟をつけておいてくれました。そういう人でした。
(長女の私へは自分でつけなさい・・・と)

もし、66才で死なず、まだ健在で70代、80代を生きていたら
この着物を好きなだけ着たかったんだろうなあ・・・と。
母がしめたことがないだろう、と想像される
趣味性のある帯もたくさんありました。
こうなったら、どんな着方をしてもバチは当たらないだろう。
私は納戸で着物と対峙しながら、母と対話しているような
気がしています。
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by kusanohana-nonchi | 2008-07-03 23:50 | 日々のつぶやき | Comments(0)