人形浄瑠璃
2008年 09月 21日人形師の辻村ジュサブローに高校時代から憧れている。その流れで人形浄瑠璃にもかねてから興味があった。
人形浄瑠璃(文楽)は大阪が中心だが年に何回かは東京にくる。 昨日は思いきって、国立劇場まで足を運び初めての人形浄瑠璃を見た。何故か夫とも意気投合し一緒に行った。内容は初心者には難し過ぎるものだった。「奥州安立原」という5時間にわたるもの。4時から始まり、終了は9時。冗談のようなホント。
着物着たい症候群の私は当然着物。しかしまだまだ暑い。全く私は忍耐強いものだ。でも劇場には着物姿の人が多かった。とにかくその場の空気だけでも雰囲気がある。これは大相撲の時も感じたしミュージカルの舞台も歌舞伎もみんなそう。幕間に軽い夕食を食べる習慣にも習ってみた。
太夫(語り)の内容は字幕が出る。しかし内容は複雑で、5時間もの間、内容把握と、じっと座っていることと、ついでに時々襲いくる睡眠のと戦いと…頑張った鑑賞会ではあった。
人形浄瑠璃の楽しみというのも、経験、学びで身に着いてゆくものだろう。
最後に。何人もの太夫が一人芝居のように物語を進めてゆく。その熱演ぶりが愉快な人もいた。吉本芸人にも負けないおかしさ。顔を見ているだけで飽きなかった。そんな楽しみ方もあった。