これは、ある布絵作家の作品集である。
その方とは5月末に行われた、クリスチャンアーティスト(B&A)
の展示会で知り合った。
B&Aノメンバーとして、以前から活躍されていたのは知っていた。
メンバーの中で唯一、布を扱う方だったので、
はっきりと記憶していた。
展示会の準備の時から、いろいろとお話を聞く機会があった。
彼女の製作への動機、
その活動の軌跡など、
話を聞くにつれ、私は、すべてに驚愕を覚えた。
まず、彼女が、ご主人を亡くされていたこと。
その後いろいろ模索されているうちに
いのちの輝きに魅せられるように、布絵の製作を始められたこと。
製作を開始され、6年間で、200点の作品を作り
自費出版で、作品集を出された。
その本が自費出版大賞(グラフィック部門)を受賞されたそう・・・・
私は、彼女のその集中のパワーに圧倒された。
その上、人生の深い悲しみを経ての、人間的な厚み、豊かさ、
そんなものを備えられていた。
私は自分の生き方の軽薄さに、うろたえた。
これほど集中して、物事をなした人だからこそできた業なんだ。
私のように恐ろしい勢いで、あれもこれも、手を出している人間には
到達できない高みなんだ・・・
この「いのちの輝きに魅せられて」では
古い布地にいのちを吹き込んで、
身近にある、野菜やお魚、お料理などが
生き生きと布で再現されている。
しかも、素朴な絵だ。
中身もすべてご紹介したいくらいだけれど、
出版物なので、ちょっとご遠慮。
自分の生き方を、見直す日々。
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